パスカルズ
吉祥寺のライヴハウスでパスカルズを見る。
きょうは東京に住んでいる下の妹といっしょ。こんなことははじめて。
数日前に電話で話しているときに急に決めた。
Nさんにチケを取ってもらった。
パスカル・コムラードを由来とするバンドなのだが、トイ・ミュージックとしてくくるには雑味というかノイズが耳にひっかかるし、ストリングスはゴージャスっぽくもある。
編成は、ピアニカ、トイピアノ、ギター、ウクレレ、バンジョー、ヴァィオリン×4、チェロ×2、リコーダ×2、トランペット、パーカッション、ドラムで場合に応じてその他の楽器が加わったりヴォーカルがのったりする。きょうはテューバがゲストだった。
芸達者たちが集うトイ・オーケストラとでもいうおもむき。
聴いていて、頭の中が透きとおり視界もクリアになっていく気がする。
いいものを聴いているときのいつもの気持ち。二部編成で三時間近くも。
大編成の たま、または栗コーダーカルテット的なシカラムータ、な、ごく自分勝手な印象。
ほんとに気持ちいい音楽。幸せな時間を過ごした。
妹も気に入ってくれたようだ。
チケを取ってくれたNさんと自分用にCDと本を買う。
ライヴ後、Yさんと会って吉祥寺というにはあまりに似つかわしくない場所に連れてってもらう。
ほんとはNさんもいっしょに行ければよかったのだが。
H横町、二階建ての小汚い居酒屋。
一階はカウンタで二階が一応お座敷ぽい場所だが、黄ばんで表面もぼろぼろになった畳に低いテーブルがそこここに置いてある、築何十年?というような昭和初期の雰囲気。
壁には黄ばんだメニューがずらりと並ぶ。
その中からめずらしそうなものをいくつか拾ってみる。
あまり時間がない妹用に海鮮ビビンバ丼。
まぐろの皮、自家製ポテトチップス、串焼き(しろ、レバ、つくね、ねぎま、ちくわ)、納豆キラスにカンガルー唐揚げ(^^;。
キラスというのは、おからを豆乳で練ったものの海苔巻きで納豆などが芯に入っている。
バリエーションとして、野菜キラス、梅キラス、生キラス、焼きキラス、があるらしい。
カンガルーは味濃いめにした鶏の竜田揚げのような感じで、言われなければわからないと思った。
それをビールや焼酎で。
結局終電を見送って閉店までねばり、タクシーで帰る。
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