胃カメラ
飲んできた。
たいがいのヤな検査は経験済みだから深く考えもせずに出かけたが、案外たいへんだった。
まず、コップ一杯の麻酔でうがいする。
次に胃の動きを抑制する薬を筋肉注射。
それから本番、横向きに横たわって直径1cmくらいのチューブ状のカメラを口から挿入していくのだが、カメラを噛んでしまわぬようマウスピースをあてられる。
空気を胃の中に入れながらカメラをぐいぐい押し込まれると、確かに苦しくて食いしばってしまうのだ。
喉を通過するあたりが一番苦しい。普段から鼻がよくないものだから呼吸が心配で、実際最初は苦しかったのだが、そのうちに口から楽に呼吸ができることがわかった。
それにしても空気を入れられるおなかの膨満感が不快だし、胃の中をぐりぐり動き回るカメラの感触もいやな感じで、何回も吐き出したくなる衝動をがまんしつつ、10分ほどで終わった。
今回、こんなことになる羽目になったのは、職場のバリウムによる胃検査で怪しい陰が見つかったからなのだが、この検査ではけっこうひっかかった人が再検査してみると何でもなかったというケースを多く聞いていたので、実はそんなに心配はしていなかった。
結果。
胃と食道をつなぐ胃の粘膜が緩んでいる。
ポリープがある。
慢性胃炎。
とりあえず、そんなに心配するようなことはないようだ。
ポリープはわすがに癌化の可能性はあるようだが、癌検査は今後もあるので何かあればすぐにわかるだろう。
慢性胃炎は、胃が真っ赤になっているけど症状がなければだいじょうぶ、との所見。
検査してくれたのは若いきれいな女の先生だった。
特にあぶない問題はなかったけれど、ぼこぼこ入れられた空気のおかげでそのあとの昼食後に、少し困ったことになった。
« 雑用に追われた日 | トップページ | 慢性胃炎 »
コメント