骨音
おれたちはみんななるようになって、こうしてなんとか生きている。
池袋WGPⅢ/石田衣良
今回の移動で読んだ。でも買ったのはずいぶん前だ。
最初の池袋ウエストゲートパークの文庫を読んで感心したときには既にTVドラマシリーズは終わってしまっていた(そう!そういえばこの番組のロケでスタッフの東池袋大勝軒での食事のことでけっこうトラブルがあったと別方面で聞いた。まあ池袋ならソコ行っとけてな気持ちもわかるけど。それもまったく別方面から聞こえてきた話。苦情だけど)。
その番組名ぐらいは「大人計画」の俳優がシナリオを書いてるってことでリアルタイムで知っていたのだが、その時点でソレとコレは当然結びつかない。
しばらくしてそのドラマの続編がスペシャルとして制作されると聞いたので、それはちゃんと見ようとした。でも見られなかった。頭が拒否してしまった。イマドキのTVドラマにはついていけない、と思ったらしい。たぶん酔っぱらってたんだと思う。
その時のドラマは「骨音」にはいってる作品をベースに作られていたらしい。
今度機会があればちゃんと見とこうと思う。
小説の方は一人称の、多少自分語りが過ぎる語り口だが、これもまあ描写というやつだろう。
この連作集のラストエピソードを読んで、主人公の心情と自分を重ねてしまった。重なってしまった。
コメント