終戦記念日
轟音を聞く。こんなのが日常的に聞こえるとしたら、たいへん怖いことだろう。
しかし、行楽なのである。
諏訪湖花火大会のブロック席の抽選に当たった、というIさんにお誘いいただいたのだ。
もう最近は、いつものことになりつつあるが、出かける直前にレジャー気分に水を差す職場からの電話を受け、膨らんだ気持ちを少し萎ませて出発。
確保された場所、はちょっと表面が微妙な形をしているが、湖全面を見通せる。
始まる少し前、黒い雲が近づいてきて、会場少し騒然。前方では降ってるらしき空の影。始まってからはついに滴が落ちてきて、時間中は断続的に雨だった。
しかしさすがにスゴイ。音にも圧倒されるが、飛び交う光が瞠らせる。
今まで見られた花火大会に比較して、まず物量的に参った、という感じ。
やはり天候的なコンディションがよくなくて、湖面の写り込みがイマイチだったり煙がいつまでも上空にこもったりしていたり、最悪だったのが終了間際に強くなった雨脚。
終わってから、ずぶ濡れになりながら人混みと一体になって二時間弱もかけて駅まで歩く。だいぶ冷えてしまい、別行動で行っていたはずのYくんとも会えずじまい。
しかしまさに、聞きしに勝るという、そんな花火であった。
コメント