前にトールキンをモチーフにしたアルバムを聴いたことがあった。
オーケストラも使うメタルバンドって感じだったが、今回のはバンドサウンド抜き、オーケストラとメタルヴォイスで紡ぐエピックファンタジー。
クルマで何回か流してみるが、大仰で冗長でかったるい。
おまけで、ヴォーカル抜きの、つまりカラオケCDがついていて、これはたぶん聴きとおせないだろうなあと思っていたのだが、コレがコレが…。
つなぎのナレーションが省かれていてコンパクトになってるし、ヴォーカルのメロディも管弦楽がなぞっているから聴いてて流れがわかる。むしろメインの盤より全然いい。
カラオケとか、なんて言いぐさだ、きちんとしたインストゥルメンタルで完成してるじゃないか!みたいな。
これはむかしよく聴いたアラン・パーソンズやマイク・オールドフィールドなんかのコンセプトアルバムと同じだ。
そっちの人たちは音楽的に緩急考えた構成してるのに対して、こっちは元々がメタルなだけに緩はなくて急ばっかしってなところもいい感じ。
思いがけないところでハマる。
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